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分譲住宅地における無電柱化のメリットとは?

先進国の中でも特に電柱が多いことで有名な日本。そんな日本でも、近年、観光地や分譲住宅地における無電柱化が着々と進行しています。ここでは、無電柱化のメリットやデメリットなどについて解説しています。

無電柱化とは?

無電柱化とは、文字通り「電柱をなくす」こと。各世帯や各施設などに電気を運ぶ電線を、電柱同士に渡すのではなく地中に埋設することを、無電柱化と言います。
景観が良くなることや道幅が広くなることなどのほかにも、無電柱化には様々なメリットがあります。無電柱化の主なメリットとデメリットを見てみましょう。

無電柱化のメリット

無電柱化が実現することで、防災・防犯効果や街のバリアフリー化、資産価値の向上、地域の活性化など、様々なメリットが生まれます。分譲住宅地が無電柱化されれば、これらのメリットの全てを享受することができます。

防災対策になる

阪神淡路大震災や東日本大震災などでは、多くの場所で電柱の倒壊が発生しました。倒れた電柱による人的被害も多く発生したと言われています。
無電柱化が実現したエリアでは地震による倒壊リスクがないため、その分、安全性が高まります。

街全体のバリアフリー化につながる

電柱がなくなれば、その分だけ道幅が広くなるため、車椅子の方やベビーカーを押す方などにとって、より暮らしやすい街が実現します。電柱の死角もなくなることから、子供の急な飛び出しによる交通事故も減少するのではないでしょうか。

景観が良くなる

否が応でも一定間隔ごとの電柱と電線が目に入るエリアに比べ、無電柱化されたエリアはスッキリとした印象になり、景観が良くなります。分譲住宅地が無電柱化されれば、全体的に清潔感のある心地よい街並みになることでしょう。

地域の活性化につながる

景観を売りにしている観光地などでは、無電柱化による観光客増が期待できます。無電柱化により、伝統的な祭りで大型の山車が復活するなど、地域の活性化につながった事例も見られます。

防犯対策にもなる

電柱を伝って空き巣に入ったり、夜間の電柱に隠れて通行人から窃盗したりなど、電柱を悪用した犯罪がなくなります。分譲住宅に住む方々にとっては、大きな安心材料になることでしょう。

資産価値が上がる

無電柱化されたエリアでは、ここで取り上げたメリットの全てを享受することができます。いずれも、電柱の残っているエリアでは得られにくいメリットです。メリットが多く快適に暮らせる分、無電柱化されたエリアでは、当然ながら資産価値が向上することでしょう。

無電柱化のデメリット

これらメリットを背景に、近年では無電柱化を推進するエリアが増えてきたことは事実です。しかしながら、まだまだ全国的に無電柱化が一般化したわけではありません。
その理由は、無電柱化には莫大な工事費用と長い工期が必要となるからです。無電柱化のデメリットは、まさにこの1点。費用と工期の問題さえクリアできれば、一気に国内で無電柱化が進むことでしょう。

静岡市でも進む無電柱化

費用と工期という大きな課題を抱えている無電柱化ですが、静岡市では、それら課題を克服すべく積極的に無電柱化へ向けた取り組みを行っています。

「市では、「防災機能の強化」「安全・安心な歩行環境の形成」「魅力ある景観の保全、創出」のため、無電柱化による整備を行っています。」
引用元:静岡市公式HP(https://www.city.shizuoka.lg.jp/000_005264.html)

分譲住宅地にたくさんのメリットをもたらす無電柱化。今後の静岡市の取り組みに期待していきましょう。