※選定条件:耐震等級3×長期優良住宅で幅広いエリアに対応する静岡市のおすすめ分譲住宅会社をピックアップしました。(2020年3月時点の情報です)

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分譲住宅と注文住宅の違い

分譲住宅とは

分譲住宅とは、不動産会社がまとめて購入した土地にたくさん新築住宅を建設し、土地と住宅を合わせて販売することを指します。間取りや設備はあらかじめ決まっており、購入者の希望で変更はできません。
同じコンセプトで建てられた住宅を一棟ずつに分けて販売しており、購入者は希望の条件に近い物件を探して購入することになります。

注文住宅とは

注文住宅は、注文があってから作り始める住宅のこと。購入者自らが購入した土地に自分の好きな住宅を建てられます。
分譲住宅と比較すると価格は高めですが、デザインや間取りなど全てを自分で決められるため、家族構成や好みに合わせてオーダーできるという魅力があります。
注文時住宅には、使用する資材など住宅の設計のすべてを完全に購入者が決定できる「フルオーダー」と、ある程度の建築計画をもとに間取りや設備、内装などを決めていく「セミオーダー」があります。

分譲住宅のメリット

メリット① 値段が手ごろ

分譲住宅は注文住宅と比較すると、手ごろな価格で購入できます。分譲住宅は、業者が土地や資材を一括購入して複数棟を同時に建てるため、コストを抑えることが可能なのです。
価格が明確になっているため、資金計画を具体的に立てられるという点も魅力のひとつ。入居までのスケジュールも組みやすいでしょう。

メリット② あらかじめ住宅を見てから購入できる

分譲住宅ですでに完成した家の場合は、購入前に実際の物件の見学ができる場合があります。実際に足を踏み入れて細かいところまで確認できるため、住む前のイメージを固めたりと、安心して購入を決められるようになるでしょう。
また、近隣の住人と入居時期が重なる場合も多く、引っ越しに気を遣わずにイチから人間関係が作れる点も魅力です。

メリット③ 暮らしやすさが考慮された住宅

分譲住宅はさまざまな住宅ノウハウをもとに作られているため、暮らしやすさが考慮された住宅になっています。年間供給棟数が多い会社が提供する物件だと、さまざまなプランや立地の中から好みの物件を選ぶことも可能。強いこだわりがなく、自分で間取りやデザインを考えることに自信がない場合は分譲住宅がおすすめです。

分譲住宅のデメリット

デメリット① 間取りやデザインを自由に変更できない

分譲住宅では、基本的に間取りやデザインを自由に変更できません。そのため、たくさんの分譲住宅の中から、自分の理想やライフスタイルに合う住宅を見つける必要があります。
「自分のこだわりを反映させたい」「個性的な家に住みたい」と思っている方は、やや不満を感じるかもしれません。

デメリット② 周りの家と外観が同じになる

分譲住宅は同じ地区に一斉に住宅が建設されるため、全ての住宅に同じ建材が使用されます。外観もある程度パターンが決まっており、同じような雰囲気の家がずらりと並ぶことになるため、近所の家と同じデザインになることに抵抗を感じる人には向いていないかもしれません。

デメリット③ 工事の様子が確認できない

分譲住宅の場合、すでに住まいが完成しているか、あるいは完成間近のため、自分で地盤や基礎の部分を確認できません。過去には、住み始めてから欠陥が発覚してしまったというような事例も存在します。
地震が多発する日本において、建物の基礎を確認できないということは、多少なりとも不安要素にはなってしまうでしょう。

注文住宅のメリット

メリット① 自由度の高い家を建てられる

注文住宅の最大のメリットは自由度の高さ。法律の範囲内で技術的な問題さえクリアできれば、どのような住まいでも建築可能です。間取りやデザイン・設備などにこだわった、世界にひとつだけの住まいが実現できるのです。
マイホームに際して、その名の通り「自分の家」という満足感を得られることも大きいでしょう。

メリット② こだわり部分のメリハリが付けられる

こだわりが詰まった家を建てられるということは、こだわりが薄いものや自分が必要としていないものを全てカットできるということ。必要なものに集中してお金を使い、いらないものは徹底的に省けることも、注文住宅のメリットのひとつです。

メリット③ 建築の過程をチェックできる

注文住宅では、建築の過程をチェックすることも可能です。自分の家が出来上がっていく喜びが味わえるとともに、工事を自分の目でしっかりと確認できることは安心感にもつながります。
また、施主が見にくることで、施工を行う工務店や職人にはよい緊張感が与えられ、手抜き工事のリスクを減らすことにもつながるでしょう。
もしも心配なら、第三者の専門家に途中でチェックを依頼することも可能です。

注文住宅のデメリット

デメリット① コストが高い

注文住宅はイチから自分で決めて建てていくため、総じてコストは高くなります。工事に関わる人も分譲住宅に比べて増えるため、その分人件費もかかっていくのです。
マイホームに際して色々と要望を詰め込みすぎると、予算オーバーになってしまう可能性もあるため注意が必要です。

デメリット② 入居までの時間が長い

注文住宅には、入居までの期間が長いというデメリットがあります。相談事項が多く、初期面談から契約まで1~2カ月もの期間がかかることも。土地探しから始める場合は、なかなか気に入った土地が見つけられず、半年経ってもまだ家づくりに取り掛かれないというケースもあります。

デメリット③ 完成するまで仕上がりが分からない

住み心地をイメージしてから購入できる分譲住宅と異なり、注文住宅は完成まで実際に目にすることができません。いざ出来上がってみたら、思っていたより住みにくかったという可能性も十分にあり得る話。
間取り図やパース、モデルハウスなどでイメージをふくらませながらプランニングを行う必要があります。